「メタボ世代」が忘れがちな、お口と体のつながり
肥満・高脂血症・高血圧・糖尿病など、生活習慣病が問題となっています。
WHO(世界保健機関)でも、「非感染性疾患(NCDs)」が死因の第一位として、がん・糖尿病・循環器疾患を挙げています。NCDsは、不健康な食事や運動不足、喫煙、過度の飲酒などの原因が共通していて、生活習慣の改善により予防できるのです。
このNCDsの中に、むし歯や歯周病も含まれていて、がん・糖尿病・循環器疾患との関係性も明らかになってきました。
特に、歯周病は糖尿病の合併症として記載されるほど、関係が深いことがわかっています。
歯周病といえば、問題になるのが口臭(口臭撲滅プログラムはこちらから)。
つまり、口臭は健康を害している重大なサインでもあります。
約20年前のアメリカ歯周病学会のポスターが示すように、歯と口の健康が全身の健康とつながっていることが明らかになってきています。
日本でも、2017年の政府の骨太の方針で、そのことが明記されました。
今後は、歯と口の健康に注意することなくして、体の健康を実現することはできないという認識が広まっていくでしょう。
むし歯や歯周病は、予防できる病気です。
その予防やり方を残念ながら、日本人は教育で習ってきませんでした。
正しい予防の方法を職場で習うことが、むし歯・歯周病から始まる「メタボリック・ドミノ」を上流で止めることに繋がります。